身長計をつくる
「柱の傷は おととしの~」という歌詞で知られる童謡
「背くらべ」 作詞:海野厚 作曲:中山晋平
現代の新しい家には、見える場所に柱がすくない。
だからこの歌の意味が伝わらない時代が後々やってくるのではないだろうか。
もちろん、私の住まいにも見える柱はない。
だから娘の背丈は壁紙に直接鉛筆書きしていた。
ふむ、・ ・ ・ 柱がないのなら、作ってしまえ。
つまり、自作の身長計だ。
コメリにて、軽量で安価な桐集成材を買ってきた。
壁に極細ネジで固定しようと思うので、板はできるだけ軽量にしたい。
また、固定がとれて倒れたとしても、ケガや周囲の物品が破損しないようにとの考えだ。
これに絵を書く。
本来なら100cm,110cm,120cm と、数値を書き込むべきだが、
そこは娘専用なので、この年の何月はこの背丈だったとわかればいいわけで。
まさに「柱のキズ」と同じコンセプト。 何cmかはどうでもいい。
その時、どのくらいに線が引けたかを意識する。
さて、無地の板に描いた絵は、伸びる植物。
途中に花も咲かせてみた。基本は幹に葉がついているだけ。
何しろ「柱」を意識したものだから、幅が狭いので工夫がしづらい。
下書きが終わったら、マスキングテープを貼る。
貼り終わったら娘に手伝ってもらいつつ、アクリル塗料を一緒に塗る。
この「手伝ってもらう」が、実はやりたかった。
彼女にも「パパと一緒に作ったんだ!」と思ってもらうために。
ぬり絵ができれば大丈夫だろう。
・
まずは幹から塗り、乾いたら再びテープを貼って
葉と花に塗料を塗る。
ちなみに板の形状は、先端を二股にした(筑波山型?)。
最初は富士山型にしたのだが、なんだか塔婆にみえてしまい取りやめ。
すべて塗り終わったら、乾ききるまえにマスキングテープを剥がす。
なにしろ子供に塗らせてるから、ミスがあればすぐに直せたほうがいいしね。
まぁ、はみ出てもマスキングしてあるから問題ないはずなのだが、
スキマに塗料が流れこむこともあるので。
完全に乾いたら、透明なアクリルスプレーでコート。
これは木材の表面をコーティングするのと見た目のためかな。
最後は、極細ネジで壁に固定する。
壁にキズがつくから普通はネジどめなんて嫌がるかもしれない。
でも、そんなの気にしてたらつまらない。
だって、ものすごい金額払って家を建てたわけでしょ?
だったら、自由に壁の石膏ボードぐらい傷つけてもいいんじゃない?
どうせ数十年後にはリフォームで壁ぶちぬかれてるか、取り壊されてるよ。
その時、金を支払った俺はもう死んでいる。
こんな感じに仕上がった。
この板にキズの代わりとして、油性マジックで書き込んでいく。
まぁ、この身長計はよくできたかな。
少なくとも、娘と一緒に工作したものが形になったわけだしね。
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